| 1 「行財政運営戦略」及び「平成24年度当初予算」について |

(1)「行財政運営戦略」

県では、平成17年に「県政刷新大綱」を策定し、大幅な歳出削減などの行財政改革に取り組んできた結果、当時、451億円もあった膨大な財源不足額を7年目となる本年度で解消できたところです。

しかしながら、少子高齢化の急速な進展に伴う社会保障費の増大や、経済のグローバル化など社会・経済状況が大きな変革期を迎える中で、県の財政状況は、依然として予断を許さない状況にあります。

このため、県では、平成24年度以降の行財政改革の方向性を示す、新たな「行財政運営戦略」を本年3月に策定することとしております。

そこで、「行財政運営戦略」の基本的考え方について、知事の考えを質しました。

知事は、行財政運営の基本的方向として、「力みなぎる・かごしま」、「日本一のくらし先進県」の実現を図ることとし、県民が、将来に対して、安心して、希望を持って生活できるよう、諸施策の充実を図るとともに、医療、福祉、介護、教育等の分野における新たな行政需要に対応していく必要がある。このため、引き続き、歳入・歳出にわたる行財政改革に取り組むと答弁しております。

(2)「平成24年度当初予算」

平成24年度当初予算は、「行財政運営戦略」に基づく最初の予算となりました。

予算規模は、7,815億円と、4年連続の前年度比プラスの積極的予算編成となり、また、本年度に引き続き、財源不足を解消し、2年連続で単年度収支のバランスがとれた予算編成となっております。

また、財政調整に活用可能な基金残高、いわゆる貯金も平成24年度末で235億円を確保できる見込みとなっております。

一方、県債の残高、いわゆる借金は、総額では増加しておりますが、後年度、国から補填される分を除いた本県独自の県債残高は、平成24年度末は1兆2,839億円となり、平成16年度末残高から、2,205億円の減が見込まれ、着実に減少しているところです。

当初予算では、「安心・活力・改革」を柱に、依然厳しい県内経済情勢に配慮し、雇用・経済対策関連経費、普通建設事業など投資的経費を確保したほか、基幹産業の農業と観光振興に向けた各種施策を積極的に展開し、医療・福祉や環境、教育など幅広い分野にも配慮した内容となっております。

私共は、本会議や委員会の審議を通じて、県の考えを質し、県勢の発展、県民生活の安定のため、速やかで、的確な予算執行が図られるよう要請したところです。

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