まず、平成19年度補正予算については、

県税収入見込みが当初予算額を60億円下回る見込みとなりました。収入不足となると、事業執行や新たな財源手当等の問題も出てくることから、60億という多額の減収見込みとなった原因や徴収確保対策などについてただしました。

県は、この原因は、法人事業税と個人県民税が中心で、一部金融業の業績悪化や、個人消費の低迷等による卸・小売業、製造業などの業績不振により約36億円、また、個人事業者の所得減や国から地方への税源移譲による徴収率の落ち込み等で約32億円の減収見込みとなったと説明しています。

また、個人県民税の徴収確保は、本年度設置した特別滞納整理班において、預貯金や給料の差し押さえ、動産公売など滞納整理を行い、市町村から引き継ぎを受けた滞納額の46%を徴収しており、 今後は、特別徴収班と市町村との連携を強め、一体となって、共同徴収や納税促進の呼びかけなど行っていきたいとしています。

次に、平成20年度当初予算については、

「かごしま将来ビジョン」スタートの年の予算であることから、予算編成に当たり、「ビジョン」等をどの様に反映したのか、収支不足を解消するに際して県民生活への配慮はどのようになされたのか、などを質しました。

県は、平成20年度当初予算では、「かごしま将来ビジョン」案の内容や「環境」、「食料」、「医療・福祉」の4つのキーワードに重点をおいて編成したとしています。 財源不足の解消は、歳出面では、職員数や職員給の見直し等で79億円、普通建設費で33億、一般政策費等で10億の削減をはかり、歳入面では、地方再生対策費で38億円を確保し、更に県有財産の売却などで財源不足に対応していくとしています。

県民生活への配慮ですが、直接県民生活に関する部分は出来るだけ削減率を抑え、医療福祉については、生活習慣病の予防、障害者や高齢者の福祉充実を図り、「特定離島ふるさとおこし推進事業」や「半島・特定地域元気おこし事業」などは前年と同額を確保し、普通建設事業費も昨年予測した事業費を上回る額を確保するなど、影響を少なくするよう努めたとしています。

私どもは、地方分権の進展に伴い今後とも財源移譲は増えてくるので、県民の自治意識の向上を図りながら、徴収率アップに特に意を用いるよう要望し、引き続き収入確保に格段の努力をし、ビジョンに掲げる「あるべき姿」に着実につながる予算の裏付けなどを要請したところであります。

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